エラストマー加工・成形のQ&A
このページではエラストマー加工・成形における「よくある質問」について、スイフ産業がお答えします。スチレン系エラストマー加工・成形をお考えの方は、ぜひご覧ください。また、非掲載のご質問に関しては、直接ご連絡いただくようお願いいたします。当社の担当者が親切・丁寧にお答えいたします。
-
- 熱可塑性エラストマー(TPE)のメリットとは何ですか?
-
加工・成形が容易で、架橋したゴムと同様の弾性を持ちながら充填剤が少量で済むため軽量である、などのメリットがあります。また、安全性や自由度、その他低コストであることも魅力と言えるでしょう。より詳しい内容についてはエラストマー利用のメリット・デメリットのページにてご確認ください。
-
- エラストマーとゴムの違いは何ですか?
-
本来的な意味でのエラストマーとはゴム状の弾性体を指すので、ゴムはエラストマーの種類の一つと言えます。しかし狭義の意味でのエラストマーとは熱可塑性エラストマー(TPE)のことを指し、この場合には加熱することで起こる反応に大きな違いがあります。ゴムは高温になると硬化し、熱可塑性エラストマー(TPE)は軟化します。それ以外の違いについては、「ゴム製品とエラストマーの違いとは?」のページでご確認ください。
-
- 熱可塑性エラストマー(TPE)を使った製品にはどのようなものがありますか?
-
エラストマーは電化製品や、衣類・スポーツ用品、家具、文房具、キッチン・バスグッズなどの生活用品、食品容器など、さまざまな分野に利用されています。また、樹脂改質などにも使われるなど、今後ますます利用される機会が増えることが予想されています。より詳しいエラストマーの用途については「エラストマーの使用箇所」のページをご覧ください。
-
- 射出成形とはなんですか?
-
軟化した素材を金型へ圧力を加えながら注入・充填し、成形・加工を行う方法のことです。複雑な形のものであっても精度の高い成形が可能で、さらに製品の量産も容易となります。熱可塑性エラストマーやゴム、プラスチックなどの成形・加工に多く用いられています。
-
- 製品の着色も併せてお願いできますか?
-
もちろん大丈夫です。熱可塑性エラストマー(TPE)は透明性が高いのが特徴です。そのため、カラーリングを自由に行えるのがメリットとも言えます。当社にお任せいただければ、デザイン性の高いエラストマー製品の実現も可能です。また、組み立てや袋詰めといった工程も組み込むことができますので、加工・成形以外のことでも何なりとご相談ください。
-
- 熱可塑性エラストマー(TPE)以外に取り扱っているものはなんですか?
-
当社は、ウレタン加工と制御盤の設計・制作を主力として創業いたしました。この二つの事業は現在も稼働中ですので、エラストマー加工・成形と併せてぜひよろしくお願いします。
-
- 発注する際に必要なものを教えてください。
-
製品の図面や金型があればあらかじめご用意ください。ない場合であっても、もちろんご依頼可能です。その際には、当社がご一緒に図面作成・金型製作からお手伝いいたします。その他事項(物性、納期、価格等)についても、しっかりとご相談したうえで決定していきますので、どうぞご遠慮なくご依頼ください。
-
- 使用原料の選定は自分で行えますか?
-
原則として使用原料の選定はお客様にしていただきます。また、硬度の指定についても発注者様が行うのが商習慣になっています。ただし、じっくりとご要望をお伺いしたうえで、当社から最適なアドバイスも差し上げておりますので、材料選定にお役立てください。また、エラストマーの配合などについて、用途に応じたご提案が可能です。どうぞお気軽にご相談ください。
-
- 発注数が少なくても大丈夫ですか?
-
小ロットであっても受注は可能です。図面を起こすところから承り、お望み通りの製品をご提供いたします。オリジナル商品の開発などにぜひお役立てください。
-
- 一般的な納期について教えてください
-
図面・金型をお持ち込みいただける場合は約1週間が一般的な納期です。図面を起こす必要がある場合には、金型の制作等の作業も必要となりますのでおおよそ50日間を目安にお考えください。正確な日数については、お見積もりの段階でご説明を差し上げます。